退職を考えるとき、知りたいことは職種によってかなり違います。「年度の途中で辞めていいのか」「シフトに穴が空くのが怖い」「資格や貸与品はどうなるのか」——同じ「辞めたい」でも、引っかかっているところが違います。
このページでは、立場(雇用形態)と職種の2つの入口から、あなたに近い状況の解説を探せるようにしています。
辞めにくさは、職種の構造からくることが多い
「自分が抜けたら回らない」と感じて退職を切り出せない、という状態はよく起こります。ただ、それは多くの場合、人員配置や勤務体制の組み方から生まれるものです。たとえば担任制の職場では年度途中の退職が体制に直接影響しますし、シフト制の職場では欠員が同僚の勤務に跳ね返ります。だから引き止めも強くなりやすい。
ただ、人員を確保する責任は事業者側にあります。人手が足りないことは、労働者の退職の自由を制限する法的な根拠にはなりません。辞めにくいと感じるのは、あなたの意志が弱いからではなく、職場の体制がそう作られているからです。
立場から探す
雇用形態によって、適用される法律の枠組みが変わります。まずここを確認してください。
- 会社員(正社員)|期間の定めのない雇用の退職の進め方
- パート・アルバイト|期間の定めの有無で手続きが変わります
- 新卒1年目・第二新卒|短期離職と履歴書の扱い
- 期間工・有期契約|契約期間の途中で辞められるかどうか
雇用形態そのものの整理は退職は2週間前で成立する?民法627条の正しい読み方にまとめています。正社員・契約社員・パートで何が違うのかを早見表で確認できます。
職種から探す
医療・介護・福祉
- 医療職ぜんぱん|資格・お礼奉公・年休消化の考え方
- 看護師|夜勤・交替制と退職通知のタイミング
- 看護助手|夜勤のシフトと研修費返還の考え方
- 訪問介護ヘルパー|担当の引き継ぎと直行直帰の働き方
- 医療事務|レセプト業務の区切りと引き継ぎの進め方
- 介護職|「人手不足だから辞められない」に法的根拠はあるのか
保育・教育
事務・バックオフィス職
- 事務職を辞めたいとき(属人化した業務の引き継ぎと退職の進め方)
- 経理|決算期の区切り方と引き継ぎ資料の作り方
- 一般事務・OA事務|「代わりがいない」と言われたときの考え方
- 人事・労務担当|自分の退職手続きを自分で処理する立場の整理
IT・エンジニア
- IT・エンジニア職|SES・客先常駐で退職を伝える相手と、損害賠償の誤解
販売・接客
- 販売・接客職|シフトの構造と引き止め、自社商品の購入の扱い
- アパレル販売員|自社商品の購入・ノルマ・シフトの穴の考え方
- スーパー・ドラッグストア店員|早朝深夜シフトとレジ差額の負担
- コンビニ店員|雇用主は誰か、代わり探しとシフトの穴
- 携帯ショップ販売員|ノルマと自己名義の契約の考え方
- 家電量販店スタッフ|雇用主の確認と繁忙期のシフト
飲食・美容・サービス
営業・製造
運輸・物流
- 運輸・物流職|貸与品の返却・有給消化・未払い残業代の整理
金融・保険
- 金融・保険職|引き継ぎ・自己契約・競業避止条項の考え方
警備・清掃・軽作業
- 警備員・清掃員・軽作業|契約形態の確認・シフトの穴・貸与品の返却
掲載していない職種は順次追加しています。近い職種の記事でも、引き止めへの対応や手続きの流れは共通する部分が多いので、まずは近いものからご覧ください。
当てはまるものが見つからないとき
- 退職代行診断|3つの質問で、自分に合う相談先のタイプがわかります
- 退職の手続きの流れ|職種を問わず共通する段取り
- 退職代行の3分類|弁護士・労働組合・民間業者で何が違うのか
- 限界のサインを確認する|心身の不調が続いているとき
心身の不調が続いている場合は、退職の手続きより先に医療機関にご相談ください。厚生労働省のこころの耳では、働く人向けの相談窓口を案内しています。
最終更新: 2026年7月
